大切にしたい鼻濁音

大切にしたい鼻濁音

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鼻濁音
鼻濁音

 新聞で鼻濁音の使用がすたれつつあり、やがてなくなってしまいそうだ、という記事を読みました。
鼻濁音とは普通の濁音(私は裂濁音と呼称しています)とちがって鼻にぬける柔らかくてまろやかな発音の濁音です。
「君が好きだ」 というときは本来鼻濁音を使うのが正しいと思います。なによりその方が、上品で美しいです。歌では特にそうです。
逆に「ギター」、「ガッツ」、「ラケットのガットを張りなおす」などはふつうの濁音(裂濁音)になります。
京都の方ではもともと鼻濁音を使う習慣がなかったそうです。それに英語などの影響からかアナウンサーでも鼻濁音を使えないような人も増えてきているようです。日本の言葉の美しさ、上品さが失われていくようで私は残念に思います。
鼻濁音を比較的しっかり使いこなせる方で最近印象に残ったのが声優の早見沙織さんです。彼女の上品さの一因だろうと思っています。早見さんは歌もお上手で大変素敵ですね。Blue Dropsはもう活動していないのかな?
グーグルで「鼻濁音」と検索したら「声優」がリストアップされました。声優業界ではやはり鼻濁音を重要視しているようですね。どのくらい認識され教育されているのか興味があります。
ちなみにボーカロイド「初音ミク」には鼻濁音の発音は全く入っていなかったんですよ。私の思い違いでしょうか。もっとも全然使っていないんですけど・・。宝の持ち腐れってやつです。ミクちゃんに怒られてしまう。

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